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舞台挨拶
- 2008/09/20(Sat) -
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■蜷川幸雄:この作品を撮れるかどうか、公開できるかどうか、心配でした。才能があって繊細な大物たちに、どうやって対応して、彼らに信用されるような演出をつけるか、悩みました。最終的には3人を盗み撮りするような感じでひそやかに撮りました。(同日公開の『アキレスと亀』」北野武監督と『次郎長三国志』マキノ雅弘監督について)もともと、自分は演劇界の人間なので映画の世界は、よそんちで遊んでいるみたいです。武さんも津川さんも親しい友人ですが、負けたくないです。

■吉高由里子:すべてが大変で、人と話し合って役作りしたのは初めてでした。高良さんとARATAさんと窓を閉めて、カーテンを閉めてしっとりと話し合いました(笑)。監督は作品を根っこから愛している感じがしました。現場では、自由に泳がせていただいたという感じです。色々あって、私が一番生命力が強かった時に撮影した作品です。初めての体験ばかりでした。(初日まで)長い死闘でした(笑)。ずっと終わらなくてほっとしなくて、今日やっと公開ですが、まだ不安です。やる側も観る側も体力がいる作品だと思います。

■高良健吾:僕が今まで演じた役の中で一番違和感のある役でした。いろいろな財産をもらいました。ハードな内容だけれど、現場はあったかくて幸せでした。この作品があったおかげで、そのあとの作品の現場を楽しめるようになりました。このことは僕の中ででかいです。

■ARATA:蜷川組は、監督に抱いていた力強い現場のイメージとは違い、実際はていねいに芝居をつけてくれて、やさしいあたたかい空気でした。役者ひとりひとりの芝居あってこその現場なので、3人で助け合いながらやっていました。自分ひとりでは役を作っていくことはできず、2人と一緒に作っていく空気感から芝居が固まっていきました。


元記事


僕は、最初監督に抱いていたイメージから、とても力強い現場になるだろうと思っていたんですが、撮影初日を迎えて、蜷川監督はとても繊細な現場作りをする方で、逆に肩透かしをくらったというか……。こんなに丁寧に芝居をつけてくれて、作品とは裏腹に、終始、暖かくて優しい空気が流れている現場でした。その中で芝居が出来るということを幸せに感じて過ごしていました。もちろん、ひとりひとりの芝居あっての作品なんですけど、ここにいる3人が本当に助け合いながらやった現場だと感じています。僕が演じたシバという役も、自分ひとりではどうしても作っていくことができず、吉高さんや高良くんと一緒に作っていく空気感からだんだんと固まっていったと思います。言葉ではなくて、スタッフの方や監督の現場作りで、とても温かみを感じる現場でした

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