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゚・:*:・。INTERVIEW。・:*:・゚
- 2010/05/07(Fri) -
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人間の血を入れる

まっさらな麻布のような人だ。穏やかなたたずまいは恬淡(てんたん)として、俗情とは無縁に見える。
だがひとたび画面に現れると、作品により激情の赤にも悪意の黒にも染まり、
どんな癖のある役も自在に表現する。
そんな俳優、ARATAが挑むのは「チェイス 国税査察官」で
査察官の春馬(江口洋介)が追う、村雲修次。
復讐に生涯を捧(ささ)げ、共犯者の歌織(麻生久美子)と共に、
基一(斎藤工)が父・正道(中村嘉葎雄)から相続する巨額の資産の脱税をたくらむ、
脱税コンサルタントだ。

「最初に浮かんだのは、人間味のほとんどない無機質な人物像です。
淡々と仕事をするロボットのような男。
春馬と対峙(たいじ)したときの対比が面白いと思いましたし、早い段階で、
村雲が自分の中にスッと落ちていく感覚がありました。
でも演出チームの方々とそれぞれお話をし、共演者の皆さんと芝居をしていく中で、
さらに人物像が広がっていったんです」


彼はその過程を「人間の血を入れていく感じ」と言い表す。

「村雲は相手によって、微妙に対応のニュアンスが変わるんですよ。
歌織への対応、基一への対応、正道への対応、どれが本当の姿か
模索しながら演じるうちに、村雲という役を僕が消化して、血が通うのを実感しました。
深い悲しみや怒りといった“人間”の部分を演じるのは、とてもやりがいがあります」



難しい芝居の連続

村雲にとって鍵となるのが、歌織。かつての恋人で、今は共犯関係となった女性だ。

「歌織との芝居が、いちばん難しかったですね。
どう対峙すればいいか、わからなくなるときがあるんです。
なぜなのか理由を考えてみたんですが、1つには、復讐に身を投じる前の村雲を
知っているからなのかな、と。
だから歌織の前では、強がっても強がりきれない」


歌織は村雲の内面に深く切り込んでくる存在でもある。
何気ない場面でも、2人が向き合えば、さまざまな感情がうごめく。

「表向き、村雲は歌織をうまく脱税に利用しているようですが、
実は彼女を制御できていないんです。
恋愛でも友情でもない、でも深いところで求めあっている……。
難しい芝居の連続でしたが、歌織役の麻生久美子さんとはこれまでいろんな現場で
ご一緒してきたので、安心して取り組めた部分はあります」


そして今週放送の第4回にはもう1人、重要なシーンで共演した相手がいる。正道役の中村嘉葎雄だ。
村雲と正道に関係があることはにおわされていたが、ついに2人の因縁が明かされる。

「中村さんとの芝居は、本当に刺激的でした。
中村さんは『芝居で大事なのは技術ではない。芝居には自分の生活がにじむものだ』
という考え方を持っていらして、僕もまったく同じだったんです。
それがわかったことで、中村さんをすごく身近に感じられたし、
そのおかげで2人が1本の線でつながっていられたように思います」



核は母への思い

撮影が1日空くとつらいくらいだった、というほど入り込んだ役。
演じるうえで最も大事にしたのは何かと聞くと、ARATAは不意に口をつぐんだ。
じっくり言葉を吟味する沈黙の後、唇からこぼれたのは
「母親の存在を、常に意識し続けることです」という意外な言葉だった。

「村雲は母親への愛情や憎しみといった、さまざまな思いから構築された人物だと思うんです。
言ってみれば極端なマザーコンプレックスですね。
脱税コンサルタントという職業は特徴的ですが、演じるうえでは余り重要ではなくて……。
村雲修次という人物の核にあるのは、母への思い。
それだけはいつも胸に留めておこうと決めていました」


この言葉が本当の意味で視聴者の胸に迫るのは、クライマックスに向かうドラマの後半戦だ。

「第4回は、大きく物語が展開するターニングポイント。
ここから登場人物全員の運命が一気に動きだします。
いろんなエピソードを思いっきり深読みして、楽しんでほしいですね」


*STERA interview


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