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江戸東京博物館 特別展 「隅田川~江戸が愛した風景~」
- 2010/09/26(Sun) -
2010sumida.jpg


元記事

音声ガイドを務めると共に13点ものオリジナル商品を製作

まず始めに今回の「隅田川展」関連グッズを作るにあたり
どのようなお気持ちでお作りになられたかお聞かせ下さい。

「デザイナー・役者としての感性を養う為に、旅や美術館、博物館巡りをしています。
この江戸博にもよく足を運びます。
ミュージアムショップにグッズとして置かれていたらいいな~
と思うものを自分なりに考え作らせてもらいました。」


実際にお作りするにあたり心がけた事などありますか?

「ただ自分の好きなものだけを作ってもミュージアムグッズとしてバランスを欠きます。
クリアファイルなど自分もよく購入する欠かせないアイテムから、
滅多に売れなそうな、例えばその美術館のオーナーの趣味で作ったようなものまで
幅広く取り揃えるよう心がけました。」


なるほど~美術館、博物館通の目線ですね。まさに。
それでは今回の13アイテムの商品の中で最も思い入れのあるものは何でしょう?

「けん玉ですね。山形県の職人さんと一緒に作らせてもらいました。
玉の表面には浮世絵に描かれた隅田川上空の夜空に打ち上げられた花火のイメージが、
こけし職人によって手描きで表現されています。
いつかはオリジナルで作りたいと思っていたのでこのお話を頂いた時に
真っ先に頭に浮かんだのがけん玉でした。
『ここで作らないで、いつ作る』といった思いでした。」


職人さんとのやり取りはどのようになさったのですか?

「ものづくりは、電話やメールのやり取りで易々と出来るものではありません。
自分が山形の職人さんのところまで足を運び、
顔をつき合わせながら作ったからこそ生まれたものです。
デザインの仕事にしてもものづくりも時間のかかるものです。」



それは役者の仕事も同じですか?

「そうですね。容易にできる役はひとつもありません。
作品と役の向き合い方など自分なりに納得がいかないと出来ません。」


けん玉の他にも職人さんと共同製作したグッズあるのですか?

「はい。江戸切子や手ぬぐいを制作しました。
切子グラスは一つで隅田川をイメージできるデザインになってます。
また手ぬぐいは全て職人さんによる手染めです。
グラデーションの部分は職人さんがお湯をかけ色を落とし表現してます。
だから同じものはひとつもありません。」



手ぬぐいもまたやはり隅田川のイメージですね。

「そうです。特に隅田川下流の水面を表してみました。
夜にほんのりと情緒たっぷりの月明かりが照らし出す世界観です。」



隅田川下りもなさったのですね。

「今回、このグッズ製作と共に音声ガイドも担当させてもらっています。
隅田川を知るには何と言っても川下りです。
岩淵水門からレインボーブリッヂまで舟で下りました。
時代の移ろいによって変わってしまった場所が多い中、
場所によっては江戸時代の建造物や地形が残っていたりと新たな発見の連続でした。」


ところで、このTシャツや団扇のデザイン、寿の旧字体のようですが・・・これは一体?

「遊び心も取り入れようと、『壽』の文字をコウモリに見立てデザインしてみました。
隅田川の水面を飛び交うコウモリたちです。」



展覧会グッズとしてあり得ない、いかしたデザインのTシャツですね!

「ユニークなもの?では
広重の『大はしあたけの夕立』をそのままバスタオルにしたものもあります。
メガネ拭きにも使用するマイクロファイバー素材で出来いるので吸水性は抜群です。」


それしてもざあざあ降りの雨の絵がプリントされたバスタオルというのも実にユニークですね。

「それ狙いました(笑)
まさに江戸っ子たちの洒落、粋な感じが出ている商品だと思いませんか。」


全くです。職人さんと真剣にものづくりに取り組んだものあり、
こうした遊び心前面に出たものありと実に多彩な商品展開となっていますね。
単なるコラボグッズの粋軽く超えています。

最後にARATAさんの江戸博以外でお好きな美術館・博物館などありましたらお聞かせ下さい。

「京都の大江山にある、鬼の交流博物館でしょうか。館長の情熱が感じられます。
また和歌山県の無量寺にある長澤芦雪の『虎図』「龍図」など大好きです。」




~ARATAさんからのメッセージ~                       
江戸東京博物館は、僕の興味をかりたてる、独自の視点を持った展覧会がよく開催されるので、
以前から足を運んでいました。
とくに江戸時代の美術が好きで、葛飾北斎や広重、国芳などの展示物は毎回楽しみにしています。
今回、この江戸東京博物館の展覧会にナレーターとして参加できることになり、
ひとつの夢がかなったくらいの喜びを感じています。
僕は東京で育ち、東京で暮らしていますが、隅田川には撮影などで訪れたことがあるくらいで、
今までその歴史を深く知ることはありませんでした。
ただ隅田川周辺の文化にはとても興味があったので、
この機会が、東京を代表する川のひとつをより深く学ぶきっかけになればと思っています。


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