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このデザインが私の生活を変える! ~白樺の木をモチーフにしたお香立て~
- 2012/02/07(Tue) -
2012GQ02.jpg
神社や寺などの造りや、自然が織りなす造形美が好き。
近代のデザインは、デザインが表立っていて実用性や意味が後回しになってるものが多くて残念。

地理や風土、環境を生かし、見る人や使う人が笑顔になるような
“用の美”のデザインが街中に溢れれば幸せなのにと常日頃想います。
そんななか、お香は日常使いするアイテムのひとつ。
生活空間の中にあるものだからこそ、実用性はもちろん見た目の面白さも重要です。

限りなくリアルにするため、すべてハンドメイドの一点ものとして自分で作りました。

GQ Japan feb PEOPLE
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 「没後150年 歌川国芳展-幕末の奇才浮世絵師-」#2
- 2012/02/03(Fri) -
僕は、伝統工芸、民芸に幼少期からふれる機会があって、
日本の美がとても身近だったんですね。
今でも日本の美術は好きで、美術館にはよく足を運んでいるんですが、
そこで最初に衝撃を受けたのが、絵師の葛飾北斎でした。
北斎から始まって、北斎の周辺の人物がおもしろいと
深めていって出会ったのが歌川国芳。
国芳は、絵のウマさ、繊細さというのを、もちろん持っているんですが、
その繊細さ以上に、大胆さと力強さが絵から溢れ出しているところが好きです。

特に、初めて”骸骨”の絵を見たときは、その衝撃でした。
骸骨自体は、伊藤若冲をはじめ、
いろいろな絵師がモチーフにしていますが、これだけ写実的に描くという発想は、
日本の絵の伝統的なデッサンの流れのなかからでてきたものではないと思います。
日本人の感覚を飛び越えちゃっている、この絵の衝撃は強かったですね。

しかも、この写実的な感じというのは、
海外の絵を模写するなどして勉強している結果、生み出されたもの。
良いものをしっかり学びながら、自分の作風に取り入れて作品を
作りあげているところも尊敬しますね。

また、浮世絵には”国芳の系譜”とでもいうべきものがあるんですよ。
彼の元に集まってくる弟子たちの顔ぶれが素敵で、
国芳以降から、歌川一門に”異端”の絵師たちが突然増えてるんです。
例えば、月岡芳年。歌川一門の”美しさ”の部分を受け継ぎながら、
血みどろな部分も描いたりしていて、そのギャップが面白いし、
幕末から明治にかけて活躍した河鍋 暁斎にも色濃く、
国芳の影響がでていると感じます。
弟子を連れて街を闊歩する国芳一門の絵がありますが、
一番左の顔が見えないのが、歌川国芳。
自分の顔だけは描かないところも粋ですよね(笑)。


(国芳の絵の中で特に好きなものは、)
先ほども語った『相馬の古内裏』の骸骨ですね。
ほかには、『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』の巨大魚もいいですね。
鱗と波の表現や、悪そうな顔を描き切ってます。
このシーンは鎮西八郎為朝が巨大怪魚に乗ろうとする
歌舞伎を元にしたシーンが描かれているのですが、
為朝を助けるために烏天狗が、周りに集まっていて、
この烏天狗だけ、着色していないところなども、グッとくる。
3枚続きの、まるでテレビのワイドスクリーンのような、
画面の使い方もダイナミックですしね。


縦に3枚並んだ『文覚上人那智の瀧荒行』も感動的です。
文覚上人が、那智の瀧に打たれるさまを
こちらは縦に3枚配置することで表現する、その発想に驚きました。

あと、動物をモチーフにした擬画シリーズは、国芳の真骨頂といったところ。
国芳のユーモアあふれる部分が色濃く出ていると思います。
猫、金魚、たぬきが、江戸の庶民みたいに生き生きと絵が描かれて、
国芳という人は、絵だけ限らず、生き方がすべて、”江戸”の粋をあらわしていますよね。

国芳は、江戸の庶民の風紀が乱れて
天保の改革のときに浮世絵や役者絵、美人画を禁止する
条例が出たときも、
浮世絵で時の老中をモチーフにして揶揄したりしているんです。
権力に対する強烈な反抗心と、
それをユーモアで表現する表現方法は、現代に生きる
僕たちにも共感することがあると思います。

今、大河ドラマ『平清盛』にて崇徳院を演じているですが、
実は、国芳は「崇徳院」が怨霊になって飛んでいたというシーンを描いていたりします。
そんなところにも僕は勝手にものすごい運命を感じています(笑)。


国芳の絵の中から好きな絵をもとにグッズを作ったのですが、
達磨から手足が生えてきたという絵
「流行達磨遊び」をクッションに仕上げました。
こういう浮世絵を立体物に仕上げてみるというのは、
今回の製作でこだわってみた部分ですね。

猫のだまし絵をモチーフに作ったTシャツは
シルエット部分を擦ると熱で、猫の柄が浮き上がってくるんです。
国芳のだまし絵の発想は表現として非常に刺激を受けましたね。


400点余の作品が、一堂に会している、これだけの規模の
国芳展というのは、初めてです。
浮世絵のサイズで表現された魚やくじら、かえるなどの生きもの、
この迫力を実際に見て驚いてほしいです。 

もちろん浮世絵から肉筆画に至るまで全部面白いものなんですけど
今回は、”木版”や、版木を彫る前の一番最初の段階スケッチなども展示してます。
完成体もまちがいなく素晴らしいのですが、
スケッチ、木版など、その創作過程が覗けるものが、
あるのはうれしいですね。

国芳は作品の裏にユーモア、怒りといったなんらかの感情を
こめるタイプの人なので、いろいろ感じ取ったりするのも楽しい。
子供たちの表情ひとつとっても、
目の焦点あってない子供を描いて、
子供の純粋さや怖さなどを表していたりと、
こういう”仕掛け”が、あらゆる絵に込められている。
細部までしっかり見て、いろんなしかけと表現を感じ取ってほしいです。
いっぱいあるので見るのも時間もかかりますよ(笑)。

「没後150年 歌川国芳展」 特別インタビュー 井浦 新さん

「没後150年 歌川国芳展-幕末の奇才浮世絵師-」#1

2011kuniyoshi2.jpg
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 「没後150年 歌川国芳展-幕末の奇才浮世絵師-」#1
- 2012/02/02(Thu) -
元々、国芳の作品は個人的に思い入れがあり、またどれも好きなので、
どの絵をグッズにしようかとても迷いました。
そこで何かひとつポイントを絞ったほうが良いと考え、
最も国芳らしい「ユーモア」が表現された作品に的を絞ることにしました。

それでも絵を選ぶのは大変でしたが、好きな浮世絵師なので幾ら観ていても飽きません。
じっくりと時間をかけ選ぶことができました。とても楽しい作業でした。

準備期間は二ヶ月間ありました。
その間、あれこれと数多く作るのではなく、自分で「こんなグッズがあったらいいな~」
と思えるものに限定して制作しました。

以前、江戸東京博物館で開催された「隅田川展」でオリジナルグッズを作らせて頂いた時は、
際は江戸の職人さんはじめ色々な方とコラボレーションしたものを数多く作りました。
でも、今回の「国芳展」ではそれに比べると品数はぐんと絞られ計6点としました。

「自分が欲しいもの」に限定したからです。
6点と数こそ少ないものの全て自分が欲しいと思うものをベースに作ったのでどれもお勧めです。


〈6点のオリジナルグッズの紹介〉

「流行達磨遊び」手が出る足が出る

魂が宿ったダルマが長い眠りから目覚めたかのような
大きな伸びをしている姿をクッションで表現しました。

何ともひょうきんでそれでいて可愛らしいと思いませんか。
お部屋のインテリアとしても独特の存在感を放つアイテムだと思います。


「これ其まゝ地口猫飼好五十三継疋」

東海道五十三次の宿場名を地口(語呂合わせ)を
猫の姿で表現した「猫飼好五十三継疋」の絵柄を
浅草の老舗手ぬぐい屋「ふじ屋」に別注した限定色の小品です。
描かれている一匹一匹の猫が愛らしいですよね。
国芳自身猫が大好きだったそうです。


「絵鏡台合かゞ身」

6匹の猫の影が獅子、ミミヅク、般若面のように映し出される
「絵鏡台合かゞ身」をサーモプリントでTシャツに表現しました。

約30℃から6匹
(この絵には6匹も猫が描かれているんです。アクロバティックに!)
の猫の姿が見えはじめ、約35℃でほぼ完全に姿を現します。

普段は真っ黒(影)ですが、
着用すると体温により次第に絵が浮かびあがって来ます。
国芳特有のユーモアやジョークを現代の技術によって甦らせてみました。


「荷宝蔵壁のむだ書」黄腰壁

こちらのTシャツでは国芳が描いた作品をそのまま大胆にプリントしました。
それだけでひとつの商品となってしまうのですから驚いてしまいます。

あたかも壁の落書きのようにさまざまな人物が描かれた
「荷宝蔵壁のむだ書」をプリントしたTシャツです。
生成り、エンジ、スミクロの3色で展開しています。


「勇国芳桐対模様」「かゑるづくし」など全6作品を缶バッチ

絵全体ではなく一部分をトリミング(クローズアップして)
しているところがポイントです。
ご覧になってすぐどの絵か分かったら相当な国芳通です。

国芳ならこうしただろうな~
と頭の中に思い浮かべながらの作業はとても楽しかったです。
6個セットでの販売となります。


「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」

これはかなり無理して作ってもらいました。
国芳のだまし絵を実際に再現すると…そんな発想から作ってみました。
丁寧に作ってもらったのでとても気に入っています。

文字から胴体を朝比奈にいたるまで全て切り絵で再現しています。
紙は和紙を使用しています。たくさんの人で形成されている頭部は、
一体一体ぬいぐるみという新しい切り口で表現してみました。
(マリブランド作・受注生産)


幕末の浮世絵師でありながら、
現代でも十分通用する面白さを見事な筆さばきで
自由闊達に描かれた歌川国芳の世界観を6種類のグッズで新たに表現してみました。
展覧会にお越しの際は是非お手にとってみて下さい。

井浦新さんが手掛けた国芳展オリジナルグッズ


 「没後150年 歌川国芳展-幕末の奇才浮世絵師-」#2

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